施工/取付について
モジュラーLEDsは、一部の機種を除き、基本的に付属の「取付具」での簡易施工、専用の「電源ケーブル」「延長ケーブル」による簡易接続を採用しております。
取付について
■器具の取付について
一部の機種を除き、基本的に器具に付属の取付具をまず設置場所に取り付け、それに器具をはめ込む方式を取っております。 モジュラーレッズシリーズでは器具本体をねじで設置し、それにランプバーをはめ込む方式となっており、24VシリーズのLEDsウェーブをはじめとしたフレキシブル器具では、器具を押さえつける取付具を採用しています。 |
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■基本以外の取付例 |
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※取付の形式、詳細は機種により異なります。各製品ページに掲載の取説でご確認ください。 |
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標準で付属している取付具と取り替えることにより、強固な取付ができる、発光面を覆わないなど、各機種に応じ別の機能を有した「オプション取付具」もございます。 100V/200Vシリーズ用 24Vシリーズ用 |
■「落下防止ストラップ」について
100Vシリーズでは、天井面に下向きに取り付ける場合などに落下を防止するための「落下防止ストラップ」をご用意しております。 器具に付属の取付具を設置した後、器具を取付具(落下防止ストラップ装着済み)に装着し、落下防止ストラップ先を取付具へ差し込みます。 |
■「傾斜取付具」について
100Vシリーズでは、コーブ内を遠くまで照射したい場合などに使用する、照射角度を変更できる「傾斜取付具」をご用意しております。 器具に付属の取付具と組み合わせて使用し(モジュラーレッズシリーズは器具に直接取付)、照射角度(15度/30度)を調整し付属のリベットで固定します。 |
結線について
一部の機種を除き、専用の「電源ケーブル」、「延長ケーブル」で接続します。 電源ケーブルは電源線(24Vシリーズでは直流電源機器)と器具との接続、延長ケーブルは器具間の接続に使用します。 延長ケーブルは器具間が離れている場合の接続用で、器具を密接連結する場合には各器具の「入力コネクタ」と「送りコネクタ」の接続で済みます。 |
■モジュラーレッズシリーズ屋内タイプ 屋外タイプ ■100V/200Vシリーズ屋内外配線と器具の接続は専用の「電源ケーブル」、器具間の接続は「延長ケーブル」を使用しますが、密接連結の場合には各器具のコネクタ同士で接続できます(一部機種を除く)。コネクタは器具内に収納してください。 ■24Vシリーズ専用の直流電源と接続します。電源と器具の接続は専用の「電源ケーブル」、器具間の接続は「延長ケーブル」を使用しますが、密接連結の場合には各器具のコネクタ同士で接続できます。 |
※防水器具の電源送りをしない場合は、必ず、電源ケーブルに付属された「終端コネクタ」で封止してください。詳細は「防水・防湿器具について」をご覧ください。
施工上のご注意
1.施工
- 設置工事には、電気工事士の資格が必要です。一般の方の電気工事は、法律で禁止されています。
- 電源ケーブルの極性に間違いがないか十分確認願います。故障の原因となります。
- 電源電線の接続・コネクタの嵌合は、確実に行われていることを必ずご確認ください。不完全接続は発熱・発煙・発火及び防水不具合の原因となりますので、湿気の多い場所や水気のある場所での接続部は特に念入りに絶縁処理をしてください。絶縁及び浸水対策は下記のように行ってください。
- 口出し線の引き回しは、電線長に十分余裕を持たせ、コネクタに無理な力が加わらない施工としてください。また、口出し線の取扱いに注意して擦り傷・切り傷などを付けないでください。特に機器に収納されたコネクタを引き出す際は、無理に引張らないでください。口出し線の被覆に傷が付くと、電気絶縁性の劣化や防水性能の低下の原因となります。
- 防水・防湿器具の連結用器具で電源送りをしない場合は、必ず、電源ケーブルに付属された終端コネクタで封止してください。封止しないと防水ができません。
- 付属取付具以外での取付はおこなわないでください。故障・落下や防水不具合の原因になるおそれがあります。
- 接地(アース)工事については法規(電気設備技術基準)で定められていますので、準拠して行ってください。
※湿気・水気のある場所、又は200V系給電の場合は接地が必要です
2.改造、目的外使用の禁止
- 器具の改造、部品の追加・交換はしないでください。故障の原因となるほか感電や火災のおそれがあります。
- 付属またはオプションの部材は、掲載製品用のためのものです。目的以外には使用しないでください。
3.屋内・屋外仕様の区分け
- 適合設置箇所が屋内のみと表示されている製品は、機械的強度や暴風対応等が十分ではありませんので、屋外では使用できません。
- 保護等級(IP)については、「防水・防湿器具について」をご覧ください。
4.電源電圧
- 掲載製品には、24V 直流用と100V / 200V交流用があります。適切な電源に接続してください。
- 器具の定格電圧と電源電圧は器具を取付する前に必ず確認してください。定格電圧以外の電圧では発煙・発火の原因となります。
- 24V直流用は、極性の間違いがないことを必ずご確認ください。極性を間違えて接続すると、機器の故障、発煙・発火の原因となります。
- 電源電圧が変動したり、波形ひずみがあるとちらつきなどが生じることがあります。
- うなり音対策を施していますが、調光動作時に場所によってはうなり音が気になることがあります。取付場所によっては、事前にご確認ください。
5.調光
- 調光については、調光関連ページをご覧ください。
6.器具連結長・電源線亘長
- 器具の連結長・電源線亘長が長い場合は、末端の光度低下に注意が必要です。設置上、電気的開始側と終端側が隣り合わないように配置してください。
- 最大連結長を超えないようにご注意ください。最大連結長を超えますと、発煙、発火の原因になります。
- 屋外防水仕様製品は、一時的に水没したり雨水等が器具内側に滞留しないような配慮をしてください。水中設置はできません。
- 一部の製品を除き、建物の高所や風雨にさらされる場所には設置できません。
- 高所設置では特に締結方法やその耐久性に配慮してください。また、締結部品の緩みやがたつきがないかを確認してください。
- 低所設置の場合も、直下を人が通る場合などは特に、設置構造物の材質に見合った適切な方法で設置してください。
- 雷の発生が多い地域で特に屋外設置の場合、落雷によるサージ電圧で、LED素子を含む電子部品が損傷を受けることが稀にありますのでご注意ください。
- 低電圧の場合は直流電源の二次側に、100/200V の場合は分岐回路二次側に、サージ吸収フィルタを設ると損傷を防止できる可能性があります。
- 施工寸法より狭い箇所へ設置された場合には、設計値以上にLED及び電源回路部品の温度が上がり、期待した寿命期間を満足しない事があります。また故障、発煙・発火の原因となります。メンテナンスも困難となります。
- 強い電波を発生する機器を近くで使用した場合、消灯したりちらつくことがありますので、照明器具とは距離を十分離してご使用ください。また、このような現象が発生した場合には、無線機器を離してから一度電源を切って再度電源を入れてください。
- 下記のような場所では使用しないでください。故障・寿命短縮・落下・感電・火災などの原因となる可能性があります。
- 取付制限のある製品は取扱説明書に従って設置してください。
- 下向き天面取付は、製品が落下して被害が出ないように十分配慮願います。
- 縦向き取付は、製品の落下や位置ずれが発生しないように十分配慮願います。
- その他、取付面の強度が弱い場合や、付属の取付具以外で固定した場合、指定以外のビスで固定した場合は、製品の落下のおそれがありますので、取付面強度や固定具など十分ご確認ください。
- 取付具を斜めに止めたり、指定以外のビスで固定したり、金属板等に直に固定した場合、点灯後、異音がすることがありますのでご注意ください。
7.水没設置の禁止
8.高所設置
9.雷の発生が多い地域への設置
10.狭隘部(狭い箇所)への設置
11.強い電波を発生する機器近くへの設置
12.環境
・油煙、塵埃、粉塵が多い場所
・振動の激しい場所
・機械内や家具内
・可燃性ガス、腐食性ガス等の発生する場所(鉱内、海岸地区、温泉地区、重工業地区等)
・サウナ、業務用浴室など高温の場所
・取付け箇所の強度が不十分な場所
・冷暖房機器または、火気の近くの場所
・器具や光源を布や紙など可燃物で覆われた場所
・直射日光が当たる場所
・急激な温度変化がある場所
・海上・海岸地域等の塩害を受ける場所
13.設置方法
※正しく取付けられずに、製品が落下したり大きい衝撃を受けた場合、器具内部のLED素子や部品が破損する可能性があります。